地震による電気火災を防ぐために感震ブレーカーを設置しましょう!!

更新日:2025年01月24日

地震による火災の約6割は電気火災が原因

阪神・淡路大震災や東日本大震災の火災の約6割が電気関係の出火でした。

地震が引き起こす電気火災とは、地震の揺れに伴う電気機器からの出火や、停電が復旧したときに発生する火災のことです。

地震時の通電火災にご注意

今、備えよう。大規模地震時における電気火災対策

感震ブレーカーとは?

「感震ブレーカー」は、地震発生時に設定値以上の揺れを感知したときに、ブレーカーやコンセントなどの電気を自動的に止める器具です。感震ブレーカーの設置は、不在時やブレー カーを切って避難する余裕がない場合に電気火災を防止する有効な手段です。

感震ブレーカー

感震ブレーカーの種類

分電盤タイプ(内蔵型)

分電盤に内蔵されたセンサーが揺れを感知し、ブレーカーを切って電気を遮断します。

(費用:約5〜8万円)※電気工事が必要

分電盤タイプ(後付型)

分電盤に感震機能を外付けするタイプで、センサーが揺れを感知し、ブレーカーを切って電気を遮断します。

(費用:約2万円)

コンセントタイプ

コンセントに内蔵されたセンサーが揺れを感知し、コンセントから電気を遮断します。

(費用:約5千円〜2万円)

簡易タイプ

バネの作動や重りの落下などによりブレーカーを切って電気を遮断します。

(費用:約2〜4千円)

感震ブレーカー種類

 

急に電気が止まっても困らない対策と合わせてに取り組むことが必要です。

○生命の維持に直結するような医療用機器を設置している場合、停電に対処できるバッテリー等を備えてください。

○夜間に照明確保のために、停電時に作動する足元灯や懐中電灯などの照明器具を常備しましょう。

地震対策等と合わせて取り組むとさらに効果的です。

○避難路の確保等のために、建物の耐震化や家具の転倒防止等に取り組みましょう。

○復電する場合には、事前にガス漏れ等がないことの確認や、電気製品の安全の確認を行ってください。

○仮に、復電後、焦げたような臭いを感じた場合には、直ちにブレーカーを遮断し、再度、安全確認を行い、原因が分からない場合には電気の使用を見合わせることが必要です。

○定期的な作動性能の確認や、必要に応じて部品等の交換を行いましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

大阪南消防局 警防部 予防課
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大阪府藤井寺市青山3丁目613番地の8
電話番号:072-958-9928
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