🔶救急救命士による「エピペン」使用に関する実証事業について

更新日:2025年07月30日

エピペン実証実験

◆ 目的と背景

大阪南消防局では、重度のアレルギー反応(アナフィラキシー)に対して迅速な対応を行うため、救急救命士がアドレナリン自己注射薬「エピペン®」を使用できるようにする実証事業を開始します。これは、国が進める制度整備の一環で、緊急時に一刻も早く処置を行うことで、命を守る可能性を高めることを目的としています。

◆ 実証事業について

厚生労働省により、救急救命士の業務に関しての法令を一部改正し行われるものです。
消防が行う通常の救急業務の一環として実施されます。
将来的にはこの地域だけではなく、全国で同じ処置が実施 可能とする検討を進めるために、この実証事業を行います。
傷病者の方はこの処置をお断りすることができます。その場合において、救急活動での不利益は一切ありません。

◆ 安全性と住民の皆さまへのお願い

訓練を受けた救急救命士が、医師の指示に基づいて対応しますので、安心して処置をお任せください。
万一、エピペンによる処置が必要と判断された場合には、ご本人またはご家族の同意をお願いする場合があります。
本事業は、厚生労働省の制度に基づき、安全性・効果を検証するための取り組みです。

◆ 実施期間と対象地域

【実施期間】 令和7年8月1日 ~ 12月31日 ※期間は変動する可能性があります。
【対象地域】大阪南消防局管内(柏原市、富田林市、河内長野市、羽曳野市、藤井寺市、太子町、河南町、千早赤阪村)

※本実証事業の処置については、認定を受けた救急救命士のみが実施できるものです。

※当消防局については、17隊中、7隊が参加しています。

この記事に関するお問い合わせ先

大阪南消防局 警防部 救急課
〒583-0015
大阪府藤井寺市青山3丁目613番地の8
電話番号:072-958-9932
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